弁護士の仕事・その15「自己発電する力」

弁護士の仕事

「人のトラブルばかり聴いていて、自分もつらくならないですか?」
「人のトラブルばかり扱っていて、自分もいやな気持ちにならないですか?」
という言葉を多く頂きます。

それはないです。

トラブルは、ご本人にとっては「マイナス」の状態ですが、
弁護士にとっては、「プラス」の状態にもっていくための出発点です。
トラブルはあくまで出発点でしかなく、それ以上悪くはなりません。
そこからどうやってゼロにもっていくか、プラスにもっていくか、そこに力を注ぎます。
弁護士が見ているのは、「真っ暗な後ろ」ではなく、「光の見える出口」です。
なので、弁護士の仕事は、決して後ろ向きなものではなく、未来志向の元気の出る仕事です。

ただ、そうはいっても、日ごろの相談では、つらい気持ち、悲しい気持ち、悔しい思い、許せない義憤、、、とどちらかというとネガティブお気持ちやお話を伺います。
いわば負のエネルギーを全身で身体に浴びます。浴び続けます。

それでも、弁護士の使命は、依頼者に元気になってもらうこと。
ご自身の人生を歩むにあたって、ご自身の決断に勇気を持ってもらうこと。
いわばプラスのパワーを与えることです。
そもそも弁護士が一緒に苦しんで悩んだら、依頼者も困ってしまいます。

だとすると、弁護士は、負のエネルギーを浴びたら、それを受け入れ、解決策を見出し、提案し、プラスのパワーに変換して、依頼者に提供することが必要です。
法律の知恵と力を借りることで、負のエネルギーをプラスのパワーに変えることができる力、
これを私は「自己発電力」と呼んでいます。

自己発電する力をもっていると、依頼者が元気になってゆく、自信を取り戻してゆくプロセスに立ち会えます。
私も、もっと自分を磨こう、能力を高めよう、もっと多くの方の力になりたい、という発電力が湧いてきます。

このように、弁護士は(私は!)、自己発電する力を兼ね備えて、依頼者も自分も元気にしていかなければならないんだ、というお話でした。
つづく(^^)

ここまで記事をご覧いただきありがとうございました。
少しだけ自己紹介にお付き合いください。
私は企業の顧問弁護士を中心に2007年より活動しております。

経営者は日々様々な課題に直面し、意思決定を迫られます。
そんな時、気軽に話せる相手はいらっしゃいますか。

私は法律トラブルに限らず、経営で直面するあらゆる悩みを「波戸岡さん、ちょっと聞いてよ」とご相談いただける顧問弁護士であれるよう日々精進しています。

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そんな弁護士を必要と感じていらっしゃいましたら、是非一度お話ししましょう。

ご相談中の様子

波戸岡 光太 (はとおか こうた)
弁護士(アクト法律事務所)、ビジネスコーチ

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