民法改正のアンテナ(消滅時効)

民法改正

2020年4月1日から施行(実施)されることになった改正民法。
それに伴い多くの解説本が出版されています。
でも、インプットする量がたくさんありすぎて、目がくらみそう。。。
そんなあなたに向けて、改正民法を知るための「キーワード」だけを並べていくことにしました。
このキーワードをあなたの「アンテナ(Antenna)」として頭の片隅に持っておかれると、これから本格的に改正民法を読み解くときでも、受信感度よく、迷子にならずにすむかなと思います。
お気軽にさらっとお目通しください(^^)

では、第1回は【消滅時効】です。

〔消滅時効の期間〕
Antenna1
現行法:「権利を行使することができる時」から10年
改正法:
①「権利を行使することができることを知った時」から5年
②「権利を行使することができる時」から10年
→ほとんどの債権の消滅時効は「5年」になります。

Antenna2
人の生命・身体侵害の場合の債務不履行・不法行為
・主観的起算点から5年。
・客観的起算点から20年。
→こういうカテゴリができました。

Antenna3
現行法:職業ごとに短期消滅時効
改正法:廃止
→職業ごとに考えることをやめました。

〔時効障害事由〕
Antenna4
現行法:中断
改正法:完成猶予と更新。
・「事由が終了するまでの間は、時効は、完成しない」(完成猶予。時効進行がいったん止まる)
・「事由が終了した時から新たにその進行を始める」(更新。時効が再び最初から進行する)
→まず「完成猶予」、その次に「更新」となり、時効の進行がリセットされます。

Anntena5
New:書面合意による時効完成猶予制度
→合意によって、時効完成を猶予することができるようになります。

詳しく知りたい方は→「弁護士が弁護士のために説く債権法改正」(共著)

弁護士 波戸岡光太
その思い、前に進める法律家。
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