当院は設立15年目になる歯周病の治療に重きを置いた歯科医院です。近年は虫歯で歯を失う方よりも、歯周病で歯を失う方が多いため、歯周病予防の大切さを患者さんに伝えています。例えば定期検診であったり、クリーニングだけでなく高度な歯周外科処置の治療に力を入れています。

今まで大きな事故はないのですが、万一の医療過誤であったり、患者さんとのトラブルが常に心配で…。些細なことであっても気に病んで悩んだりしていました。

歯科医は仕事をする面で失敗があってはなりません。人の身体、健康に関わりますし、歯科の主な治療は削っていく処置なので元に戻せません。患者さんとの行き違いや説明の誤解などが少しでもあると、大きなトラブルに発展してしまうため、相談できる弁護士さんを探していました。

「個人医院だからこそ顧問弁護士の導入がおすすめ」

　

実は、いちど他の弁護士さんに相談したことはありました。入れ歯治療を行なったのですが、治療後に入れ歯をかけていた歯が痛くなってしまったんです。患者さんが「こういう形にしてほしい」とつよく要望され、私としてはおすすめできなかったのですが、「それでもいいから」ということだったので、それを反映した入れ歯にしました。ですが、案の定痛くなってしまったようで、それが“言った言わない”の話になり、自分だけで解決ができなくなってしまいました。

その時は、歯科医団体を通じて紹介してもらった弁護士さんに対応していただき、解決できました。けれど、そのトラブルがトラウマで、その後も思い切った治療ができなくなってしまいました。
「こんなことが続けば歯科医を続けられなくなってしまう…」と悩んでいて、そのことを会計士さんに相談したら波戸岡さんを紹介してもらいました。とはいえ“顧問弁護士”という響きに、最初はハードルが高い気がしていました。

けれど、そのイメージは波戸岡さんとお会いした瞬間になくなり、すごく安心感を受けたのを覚えています。波戸岡さんは気さくなお人柄で話しやすく、この人だったらお任せしたいなとすぐに決めました。

　

顧問弁護士がいる意味として、すぐに相談できるということがあります。

例えば、何かトラブルがあった時に、「ちょっとお時間ください」と患者さんに待ってもらいながら弁護士事務所を探していると、その間にもクレームを言われてしまい、通常業務にも支障が出てしまいます。けれど、いつでもすぐに連絡・相談できる顧問弁護士がいれば時間のロスがありませんし、とても心強いです。

知り合いの個人経営の歯科医院で、顧問弁護士をつけているクリニックはほとんどありません。ですが、そんな歯科医院ほど顧問弁護士が必要だと思います。院長は、治療の他に経理や人事、広報、そしてクレーム対応も全て自分で行います。 波戸岡さんがブレーンの一人になってくれていることで、とても安心して治療に臨めるようになりました。

「身近に感じられ精神面でもサポートしてくれる弁護士さん」

顧問になっていただいて、まずは治療に関わる契約書を見直していただきました。内容を変えたところもあれば、そのままで大丈夫なところもあり、改めてしっかりみてもらったことで安心できました。

人材紹介をめぐるトラブルが発生した時にも、とてもお世話になりました。紹介会社から歯科医の先生を紹介されたのですが、私が事前に紹介会社に伝えていた内容と、紹介会社がその先生に伝えていた契約内容に食い違いがあったのです。ところがその先生は、紹介会社ではなく、こちらに様々な要求をしてくるようになってしまい、しまいには「次の職場が決まるまで給与を保証してください」とまで言ってきたのです。

すぐに波戸岡さんに相談したら、迅速に対応してくれました。やりとりをお任せできてよかったですし、波戸岡さんに「自宅待機にさせていいですよ」とアドバイスしてもらったので、迷いなくその判断もできました。私一人ではその判断はできませんでした。

先ほど話した入れ歯の患者さんとのトラブルの際は、毎日遅くまでメールのやり取りが続き、心身ともに疲れ果ててしまいましたが、専門家にお任せできることがこんなにも救われるのかと改めて感謝したことを覚えています。

また、トラブルに関する対処だけでなく、毎月、経営に関して気になることを情報共有したり、人事やスタッフ関係の課題を聞いてもらうミーティングをしていて、自分の考えを整理したりやるべきことを実践するためにとても助かっています。

一般的に弁護士さんというと“何かあったら関わってくれる”というイメージですが、ここまでフォローしてくれる弁護士さんはいないと思います。

最後に、波戸岡から一言

開業してから15年間、しっかりと地域に根ざし、地元の方から愛され、信頼関係を築いてこられたことは本当にすごいことだなと尊敬しています。

毎日忙しく、患者さんのこと、スタッフさんのこと、そしてクリニック経営のことを考えて動いていらっしゃるなか、山村先生には思う存分業務に邁進していただきたいですし、そのために精一杯のサポートをしたいと思っています。

これからも、クリニックのよさをもっと見える化して発展させ、ぜひ一緒に取り組んでいきましょう。