弁護士の枠にとらわれない関わり方に感謝しています

タマチ工業株式会社 代表取締役 米内 淨 様

自動車産業に携わって106年

当社の歴史は、創業者が太田工場を設立し、飛行機用エンジンを作り始めた1912年にまで遡ります。その後、自動車産業の将来性に着目し、1921年に4人乗り自動車の試作に成功しました。1936年には、多摩川スピードウェイで行われた国産小型レースで優勝するなど、自動車作りに邁進してまいりました。

1962年、現在のタマチ工業を設立以後も、モータースポーツ用のパーツサプライヤー、次世代自動車の開発など自動車産業に関わる事業を展開しております。それに加え、最近では医療業界、介護福祉業界にも進出し、タマチ工業にしかできないモノづくりを追求しています。

従来の顧問弁護士に不信感を抱いてしまう

数年前になりますが、いわれのないクレームを受けて交渉に臨まなければならないことがありました。当社としてはあまり経験のない出来事だったため、公的機関で紹介された当時の顧問弁護士さんに相談しました。すると、そういう場に社長は行かない方がいいと言われ、専務取締役と工場長の二人が出席することになりました。私はてっきりその弁護士さんも同席するものと思っていたのですが、交渉の場には同席されず、どこか不信感を持ってしまいました。

その後、ある企業主催の勉強会で波戸岡さんと知り合いました。私が、なんとなしにその話をすると、波戸岡さんは弁護士として同席することはもちろん、交渉における事前調査の必要性や、優位に進めるための手順など法律に関係ないところまで教えてくれて、すごく親身になって話を聞いてくれる方だなと思いました。

こんなに事業に興味をもってくれる弁護士がいるのか

波戸岡さんに顧問弁護士になっていただく前のことですが、当社が部品製作に携わるレーシングカーが出場する大会にお誘いしたことがあったんです。波戸岡さんはご家族でいらしてくださって、私達の仕事にもとても興味を示して色々質問してくださいました。この方なら、信頼できるパートナーとして仕事をお願いできると確信し、顧問弁護士になっていただきました。

先日は、従業員に対するハラスメント対策講座を社内でやっていただきました。世の中でハラスメントという言葉だけが先行しがちな中で、ハラスメントという言葉の持つ意味であったり、ハラスメントとの向き合い方を教えていただき、社員もすごく勉強になったようです。後日、社員から出た質問にも丁寧に答えていただき、弁護士の枠に捉われない関わり方に感謝しています。

幸い顧問弁護士になっていただいてから、大きなトラブルは起きておりませんが、私や役員、従業員になにかあったときにすぐ頼れる存在が近くにいるということはすごく心強いです。

弁護士としてだけではなく、
波戸岡さん個人として関わっていただきたい

今、私達の業界に限ったことではないですが、働き方改革が求められています。また、お客様から原価を下げる努力を求められることもあります。それらに対して創意工夫をもって、常に変化していくことが必要です。波戸岡さんには、弁護士としてだけでなく、波戸岡さん一個人の新鮮な目線で私達に疑問を投げかけていただきたいなと思っています。

波戸岡さんに「工場を見てみませんか?」とお誘いすると喜んできてくださいました。機密保持契約の関係でお見せできる範囲は限られましたが、私達の仕事にこんなに興味を持って知ろうとしてくださる弁護士さんに出会えて良かったですし、今でも友人だと思っていますが、これからさらに親友のような関係になっていきたいなと思える方です。

最後に、波戸岡から一言

初めてお仕事の話を聞かせていただいた時、すごく興奮したのを覚えています。レースも迫力がありました。 米内社長のもとにプロフェッショナルな職人の方々が集まり、世の中のためになる素晴らしいモノづくりをしていらっしゃるのだなと尊敬しています。これからもっと成長が加速するお手伝いができたらこんな楽しい仕事はありません。何かあった時だけではなく、定期的なミーティングを通じて私にできることを提案していきたいと思っています。米内社長、未知のところに一緒に行きましょう!

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