なぜ? 弁護士からの返事が遅いことにお困りの方へ

「弁護士から返事がない」「返事がいつもワンテンポ遅い」――。
ご依頼されている弁護士とのコミュニケーションやスピード感に関して経営者から相談を受けることがよくあります。1週間経っても連絡がない、こちらから2〜3回連絡してやっと返信がある、そんな対応の遅さに「?」を感じることはありませんか?
今回は、そういうことにお困りの方に向け、いわゆるセカンドオピニオン(第二の意見)として、その原因や対処法などをご紹介します。

なぜ返信が遅いのか?

通常、メールや電話でのやりとりが途切れたり連絡がつかなかったりすると、ビジネスは成り立ちませんよね。それなのに、なぜ弁護士(顧問弁護士を含む)には返信がない、返信が遅いといったことがあるのでしょうか。

理由1.緊急度のズレ

かつて、若手と先輩弁護士の間での、こんなやりとりを見たことがありました。
若手弁護士「顧客対応で土日もありません!」
先輩弁護士「依頼者の“緊急”は鵜呑みにしてはいけないよ。実際はほんとに急なことなんてめったにないから。自分でコントロールしていかないと」
弁護士は依頼者の意向は大切にしつつも、「紛争解決にとっての最善は何か」を常に考えているので、ときには「依頼者に振り回されないように」という意味でこうしたアドバイスがでてくるのだろうと思います。
依頼者から「緊急です!」と連絡を受けても、経験ある弁護士にとっては、その緊急レベルが分かっているので、それに応じた対応となってしまうわけです。

理由2.感覚のズレ

弁護士は、大なり小なり日々さまざまなトラブルの相談を受けています。
この業界にいると毎日トラブルに直面しているので、緊急度を感じている依頼者の気持ちとズレが生じてしまうときがあるかもしれません。
そうすると、依頼者にとっては緊急度が高いと感じていても、弁護士は専門家として自分のタイミングで返信をしても十分間に合うという対応になり、両者の間に温度差が生まれてしまいます。
そのため、案件のことは頭にあっても、弁護士の返信が数日後になることもありうるところです。
依頼者は「もう3日も返信がない!」とやきもきしてしまうのですが、弁護士からすると通常運転だったりして、そんなところでもズレが生じています。
弁護士としても悪気があるわけではなく、むしろ正確な回答のために拙速は避けたいという考えもあるので、返信速度を指摘されてもピンと来ないこともあるでしょう。

返信の遅さ以外にも弁護士への不満はある?

「返事がない」「遅い」といったケース以外にも、弁護士への不満や相談を聞くことがあります。
ほかにどんな不満があるのか、事例とともにご紹介します。

◎リスクしか話してくれない

たとえば事業についての相談をしているときのこと。
「それは法律に抵触します」
「その表現は景表法に引っかかるからダメです」
など、リスクに対する指摘をしてくれるのはもちろん大切なことです。
けれど、
・だったらどんなスタンスで交渉に臨めばいいのか
・ビジネスの立て付けをどう変えるべきなのか
・どういう表現にすべきなのか

そんな解決策まで提示してくれるわけではないため、結局どうしていいのかわからないというケースがあります。
「対応策を考えるのは事業主であって、弁護士の仕事ではない」というスタンスを職分のわきまえとしてとっている弁護士もおり、それは決して間違いではないですし、そのスタンスで十分と考える依頼者もいらっしゃいます。
けれど、もっと踏み込んで関わってほしいと思う経営者にとっては、物足りなさを感じることがあるのも事実です。

◎ビジネスへの理解がないと感じる

弁護士に相談しても型にはまった紋切り型の回答しかなく、自分たちのビジネスを真に理解してくれているのだろうか、というお声もしばしば聞きます。
これも弁護士の職域や役割として、どこまでを弁護士が担い、どこまでを弁護士に求めるのかという価値観やスタンスによる部分もあるかもしれません。
とはいえ、事業をトラブルから守り、一緒に成長させていただくお手伝いをするのが弁護士の役割。
業界への理解をはじめ、事業への深い理解は、顧問先企業を守るために大事な要素であることは間違いありません。

「共感」という大事なスタンス

これまで紹介してきた問題を解決する手がかりとして、「共感」が果たす役割は大きいと私は考えています。
世の中の多くのミス・コミュニケーションは、「共感の乏しさ」により起こっているともいえ、これは弁護士と依頼者との関係にも当てはまると思います。

レスポンスについても、たとえほかの案件の対応中であっても
「メールをありがとうございます。確認して◎日までにご連絡します」
というお返事をするだけでも、経営者の方の気持ちも変わってくるのではないでしょうか。
少なくとも依頼者をやきもきさせることはなくなります。

私は、レスポンスのスピーディさだけを売りにしているわけではありませんが、経営者に共感して寄り添うという点にはこだわりを持っており、「共感」という相互作用が、互いの信頼関係を支える基盤になると思って取り組んでいます。

顧問先企業様からの声

プレミアムストレージサービス株式会社 代表取締役 佐野竜太様

とくに助かっていることは、お客様とのトラブルにリアルタイムで対応してくれることです。我々は様々なサービスをお客様に提供していますが、残念ながらその中には、最初からお支払いしないことを前提とした方が、わずかですがいらっしゃいます。
そういう時はリアルタイムで「こう言われているんですけど…」と相談すると、波戸岡さんからすぐに 「こういうふうに伝えてください」などと、移動中などタイトな時間の中でも速やかにアドバイスをいただき、その場で解決できることが多いです。
とにかくレスポンスが早く、アドバイスが的確です。そして、何よりクライアントのことを一番に考えてくれているなと感じています。今クライアントがどういう状況なのかなと想像して、こういう時にはこう言ってあげた方がいいだろうなという思いやりを言葉のひとつひとつに感じるので、本当に頼りにしています。
インタビュー記事全文はこちら https://hatooka.jp/clients/clients_sano.html

医療法人社団帆奈会 やまむら歯科医院 理事長 山村加奈子 様

人材紹介をめぐるトラブルが発生した時にも、とてもお世話になりました。紹介会社から歯科医の先生を紹介されたのですが、私が事前に紹介会社に伝えていた内容と、紹介会社がその先生に伝えていた契約内容に食い違いがあったのです。ところがその先生は、紹介会社ではなく、こちらに様々な要求をしてくるようになってしまい、しまいには「次の職場が決まるまで給与を保証してください」とまで言ってきたのです。
すぐに波戸岡さんに相談したら、迅速に対応してくれました。やりとりをお任せできてよかったですし、波戸岡さんに「自宅待機にさせていいですよ」とアドバイスしてもらったので、迷いなくその判断もできました。私一人ではその判断はできませんでした。
インタビュー記事全文はこちらhttps://hatooka.jp/clients/clients_yamamura.html

株式会社イツザイ 代表取締役 樋口大介 様

元々別の弁護士の方に顧問をお願いしていました。悪い方ではなかったのですが、とにかく対応に時間が掛かることがネックでした。
緊急な対応を要するトラブルが発生した際にレスポンスが悪かったため、たまらず知人に相談して紹介していただいたのが波戸岡さんでした。
セカンドオピニオンをお願いしたところ、とにかく対応が早くこちらの意図をすぐに汲み取ってくださった上でアドバイスをくださりました。
これまで沢山の弁護士に会ってきましたが、ここまで自然に話せる人は少ないなと思い、顧問弁護士を切り替えることにしました。もちろんレスポンスの速さもピカイチです。
何か問題が起こった際に、勝つか負けるかという話だけではなく、色んな選択肢をシミュレーションして提示してくださる丁寧さも信頼しています。

弁護士は、会社と二人三脚

企業を経営していると、予期せぬトラブルに直面することが多々あります。
弁護士からのレスポンスを待っている間に初期対応が遅れる、ということは本来であればあってはならないことですが、弁護士の対応が遅くて困っているというご相談をいただくことも事実です。
弁護士は、会社と二人三脚です。伴走するとはどういうことか、それを実感していただけるよう、日々取り組んでいます。
また、セカンドオピニオンも承っています。セカンドオピニオンでは、今の弁護士さんを批判したりはせず、現在の関係性に影響を与えずにアドバイス差し上げることを徹底しています。
現在問題に直面し、あるいはその予兆のある企業様は、対応は一日でも早いに越したことはありません。

スピーディーなリーガルチェック、“解決するまで”定額相談サービスなど、
皆様の「早く解決したい」「物事をスピーディーに前に進めたい」という思いを叶えるサービスをご用意しておりますので、サービス内容・費用一覧はこちらをご覧ください。https://hatooka.jp/price.html

下記フォームから現在の状況をお送り頂けましたら、迅速に返信させていただきます。

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ここまで記事をご覧いただきありがとうございました。
少しだけ自己紹介にお付き合いください。
私は企業の顧問弁護士を中心に2007年より活動しております。

経営者は日々様々な課題に直面し、意思決定を迫られます。
そんな時、気軽に話せる相手はいらっしゃいますか。

私は法律トラブルに限らず、経営で直面するあらゆる悩みを「波戸岡さん、ちょっと聞いてよ」とご相談いただける顧問弁護士であれるよう日々精進しています。

経営者に伴走し、「本音で話せる」存在でありたい。
そんな弁護士を必要と感じていらっしゃいましたら、是非一度お話ししましょう。

ご相談中の様子

波戸岡 光太 (はとおか こうた)
弁護士(アクト法律事務所)、ビジネスコーチ

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弁護士 波戸岡光太
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