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経営者と顧問弁護士の“二人三脚”で意思決定が変わるリスクを恐れず挑戦できる経営へ
経営者の仕事の中心は「意思決定」です。
新しい取引を進めるか、従業員の配置を変えるか、投資に踏み切るか――その判断ひとつが会社の未来を大きく左右します。
しかし中小企業の経営者は、法務部や専門部署を持たないことが多く、判断を一人で抱え込みがちです。そこで力を発揮するのが、顧問弁護士と共に進める“二人三脚”の意思決定プロセスです。
「リスクを避ける」だけでは成長できない
弁護士に相談すると「これは危険だからやめましょう」と言われる、そんなイメージを持つ方もいるかもしれません。確かに法的リスクを指摘することは大切ですが、リスクを避けるだけでは会社は成長できません。
顧問弁護士と二人三脚で判断を進めることで、「どうすれば安全に挑戦できるか」という視点に変えることができます。守りと攻めの両立こそが、中小企業にとっての成長戦略です。
ケーススタディ:新規事業への挑戦
ある企業では、新サービスを立ち上げる際に「規制に抵触するのではないか」と不安を感じていました。私は顧問弁護士として法的リスクを整理したうえで、「この条件を満たせば進められます」と具体的な対応策を提示。
さらに私はコーチングの視点から、経営者に問いを投げかけました。
「この事業で本当に達成したいゴールは何ですか?」
「リスクを取ることと、会社の成長のどちらを優先しますか?」
この対話を通じて、経営者は目的を明確にし、自信を持って新規事業を進める決断ができました。結果として、リスクを管理しつつ成長のチャンスをつかむことに成功したのです。
顧問弁護士との“二人三脚”が生む3つの効果
1.判断のスピードが上がる
→ 法的な裏付けがあるから迷いが減り、意思決定が早くなる。
2.判断の質が上がる
→ リスクとリターンを整理し、冷静かつ多角的に考えられる
3.判断に自信が持てる
→ コーチング的対話で目的が明確になり、経営者自身が納得感を持てる。
経営者の孤独を減らす存在
意思決定の場面で、経営者は孤独です。社内で相談できる相手がいないことも多いでしょう。顧問弁護士は単に「法律の専門家」ではなく、迷いを整理し、一緒に道を選んでくれる伴走者でもあります。
法律の観点からのアドバイスに加えて、ビジネスコーチングの問いかけを通じて「本当に大切にしたいものは何か」を引き出すことで、意思決定は一層強固なものになります。
まとめ
経営者にとって顧問弁護士は、法務部代わりではなく “二人三脚のパートナー” です。
- ➤リスクを避けるだけでなく、安全に挑戦する道を共に考える
- ➤判断のスピード・質・自信を高める
- ➤経営者の孤独を減らし、未来を共に描く
顧問弁護士と経営者が二人三脚で歩むとき、意思決定はより力強く、そして未来志向のものに変わります。
ここまで記事をご覧いただきありがとうございました。
少しだけ自己紹介にお付き合いください。
私は企業の顧問弁護士を中心に2007年より活動しております。
経営者は日々様々な課題に直面し、意思決定を迫られます。
そんな時、気軽に話せる相手はいらっしゃいますか。
私は法律トラブルに限らず、経営で直面するあらゆる悩みを「波戸岡さん、ちょっと聞いてよ」とご相談いただける顧問弁護士であれるよう日々精進しています。
また、社外監査役として企業の健全な運営を支援していきたく取り組んでいます。
管理職や社員向けの企業研修も数多く実施しています。
経営者に伴走し、「本音で話せる」存在でありたい。
そんな弁護士を必要と感じていらっしゃいましたら、是非一度お話ししましょう。

波戸岡 光太 (はとおか こうた)
弁護士(アクト法律事務所)、ビジネスコーチ
著書紹介
『論破されずに話をうまくまとめる技術』
”論破”という言葉をよく聞く昨今。
相手を言い負かしたり、言い負かされたり、、、
でも本当に大切なことは、自分も相手も納得する結論にたどりつくこと。
そんな思いから、先人たちの知見や現場で培ったノウハウをふんだんに盛り込み、分かりやすい言葉で解説しました。
『ハラスメント防止と社内コミュニケーション』
ハラスメントが起きてしまう背景には、多くの場合、「コミュニケーションの問題」があります。
本書は、企業の顧問弁護士として数多くのハラスメントの問題に向き合う著者が、ハラスメントを防ぐための考え方や具体的なコミュニケーション技術、実際の職場での対応方法について、紹介しています。
『弁護士業務の視点が変わる!実践ケースでわかる依頼者との対話42例 コーチングの基本と対応スキル』
経営者が自分の判断に自信をもち、納得して前に進んでいくためには、経営者に伴走する弁護士が、本音で対話できるパートナーであってほしいです。
本書では、経営者に寄り添う弁護士が身につけるべきコミュニケーションのヒントを数多く解説しています。
経営者に、前に進む力を。
弁護士 波戸岡光太
東京都港区赤坂3-9-18赤坂見附KITAYAMAビル3階
TEL 03-5570-5671 FAX 03-5570-5674