中小企業と顧問弁護士-経営に“法と対話”を届けるシリーズ-

なぜ今、「顧問弁護士」なのか

経営環境が不確実性を増すなかで、リスクの“芽”は日常業務の中に潜んでいます。
これからの顧問弁護士に求められるのは、単なるトラブル対応ではなく、経営者の意思決定に寄り添いながら、安心して挑戦できる環境を整えること。
法務とコーチングの両輪で、企業の「守り」と「攻め」を同時に支える――それが新しい時代の顧問弁護士の役割です。


第1章 「転ばぬ先の杖」としての顧問弁護士

裁判になってからの弁護士依頼は、すでに“転んだ後”です。
顧問弁護士は、トラブルの芽を早期に見つけて摘み取る「安心の仕組み」を提供します。
事前の相談で防げる損失は数多くあり、紛争対応の数十分の一のコストで済むことも。
経営者が本業に集中できるのは、こうした見えない支えがあるからこそです。


第2章 顧問弁護士は“経営のセーフティネット”

顧問弁護士のいない経営は、下にネットのない綱渡りのようなもの。
万一のときに「誰に相談すればよいか」で迷ううちに、問題は一気に拡大していきます。
顧問弁護士がいれば、初動を誤らず、被害を最小限に抑えられる。
安心の仕組みがあることで、経営者は「攻めの一歩」をためらわずに踏み出せるのです。


第3章 契約書チェックだけじゃない顧問弁護士の活用法

契約書の赤入れだけが法務ではありません。
顧問弁護士は、契約書の修正者ではなく、交渉の伴走者。
取引先との信頼関係を壊さずに条件を整える戦略、社員との対話をスムーズにする法的整備、経営判断の裏付け。
そのどれもが、企業の“攻めと守りのバランス”を整える力になります。


第4章 “法務部代わり”ではなく「経営の伴走者」

顧問弁護士は「リスクを線引きする存在」ではなく、「どうすれば実現できるか」を共に考える伴走者。
法務の専門性とコーチングの問いかけを掛け合わせることで、経営者の思考を整理し、意思決定を後押しします。
「やめましょう」ではなく「こうすればできる」――この姿勢が、経営のスピードを落とさず、挑戦を支えます。


第5章 従業員の安心にもつながる顧問弁護士

ルールを整備することは、社員への信頼のメッセージです。
「法を守ること」は「人を守ること」。
ハラスメント防止や労務管理の整備を通じて、顧問弁護士は従業員の心理的安全性を守ります。
経営者の姿勢が変わることで、組織全体の安心と信頼の土台が築かれていくのです。


第6章 経営者と顧問弁護士の“二人三脚”で意思決定が変わる

法務リスクを避けるだけでは成長は生まれません。
顧問弁護士と共に進めることで、「どうすれば安全に挑戦できるか」を考えられるようになります。
判断のスピード、質、自信――そのすべてが高まる「二人三脚の経営」。
孤独だった決断が、対話によって確信に変わる瞬間です。


第7章 「問題が起きてから相談」では手遅れになる理由

「自分の会社は大丈夫」という思い込みが、最も危険なリスクです。
顧問弁護士への早期相談は、トラブルの火種を小さなうちに消す最善の方法。
“後から相談”ではなく“前もって相談”――それが経営を守る第一歩。
予防法務の意識がある企業ほど、トラブルに強く成長も早いのです。


第8章 経営者の孤独を減らす「相談相手」としての顧問弁護士

経営者は常に孤独です。社員にも役員にも言えない葛藤を抱えながら、日々判断を下しています。
顧問弁護士は、法的助言とコーチング的対話の両面から、経営者の思考と感情を整理する存在。
「本当に悩んでいるのは何か」「何を守りたいのか」を共に探ることで、判断に迷いがなくなります。
顧問弁護士は、経営者にとっての“安心して話せる相手”なのです。


第9章 事業承継・M&Aに備えるなら顧問弁護士

事業承継やM&Aは、法と感情の両面を整えるプロセス
顧問弁護士は、手続きの専門家であると同時に、経営者の思いを整理する対話者です。
「何を託したいのか」「誰に託したいのか」という問いに寄り添い、法的リスクを最小化しながら未来を設計します。
法と心をつなぐ伴走者として、企業の“次の一歩”を支えます。


第10章 “攻めの経営”を可能にする顧問弁護士

守りの法務だけでは、企業は前に進めません。
顧問弁護士は、リスクをコントロールしながら「安心してアクセルを踏める経営」を実現します。
法務とコーチングの融合によって、経営者は不安を整理し、自信をもって挑戦できるようになる。
顧問弁護士はブレーキではなく、経営のエンジンなのです。


まとめ:法と対話で、経営に「安心」と「挑戦」を

顧問弁護士は、問題解決のためだけに存在するのではありません。
法務の力で経営を守り、対話の力で未来を動かす――。
波戸岡が目指すのは、法律とコーチングの両輪で、経営者の“安心”と“挑戦”を支えること。
顧問弁護士は、会社を守る人ではなく、共に未来を描くパートナーなのです。

ここまで記事をご覧いただきありがとうございました。
少しだけ自己紹介にお付き合いください。
私は企業の顧問弁護士を中心に2007年より活動しております。

経営者は日々様々な課題に直面し、意思決定を迫られます。
そんな時、気軽に話せる相手はいらっしゃいますか。

私は法律トラブルに限らず、経営で直面するあらゆる悩みを「波戸岡さん、ちょっと聞いてよ」とご相談いただける顧問弁護士であれるよう日々精進しています。
また、社外監査役として企業の健全な運営を支援していきたく取り組んでいます。
管理職や社員向けの企業研修も数多く実施しています。

経営者に伴走し、「本音で話せる」存在でありたい。
そんな弁護士を必要と感じていらっしゃいましたら、是非一度お話ししましょう。

ご相談中の様子

波戸岡 光太 (はとおか こうた)
弁護士(アクト法律事務所)、ビジネスコーチ

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弁護士 波戸岡光太
東京都港区赤坂3-9-18赤坂見附KITAYAMAビル3階
TEL 03-5570-5671 FAX 03-5570-5674