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債権回収では何をするべきか(Step2・一筆)
「“きっと払う”って言うから信用したのに!」
債権回収の場面でよく聞く言葉です。
言ったことを実行しないのは、人として許せない。
けれど、しゃべった言葉は、耳に残っていても形には残っていません。
だから目に見える形に残しておかないと、「そんなこと言ってない」とか「そんな金額ではない」という言い訳を許してしまいます。
なので、(これもよく聞く言葉ですが)債権回収のために「一筆とっておく」ことは理にかなっています。
そのため、すでに契約書を交わしているのならよいですが、
契約書がなくても、後からでも一筆をもらう努力はしたいところです。
このとき、怒った顔して「サインして!」といったら相手は警戒してしまいますが、
落ち着いて「ここはお互いのためにちゃんとしておきたいですよね」と互いのために必要なものとして協力を求めたいところです。
自分の示す態度次第で、相手も理解してくれることは多い、というのが私の経験上の実感です。
こうしておけば、「言った言わない」とか「信じた自分がバカだった」などのリスクをかなりの確率で避けることができます。
「一筆とっておく」とは
どんな一筆であればよいかは、弁護士のチェックがあれば間違いないですが、
「何の取引について」「いくらの金額を払うべきなのか」を盛り込んでいれば、基本的には足りています。
このように、債権回収では「一筆もらっておく」というのが大切なのでご説明しました。
もちろん、メールや会話の録音でも大丈夫ですが、それはまたの機会にご説明します。
次回、債権回収・Step3へと進みます(^^)
ここまで記事をご覧いただきありがとうございました。
少しだけ自己紹介にお付き合いください。
私は企業の顧問弁護士を中心に2007年より活動しております。
経営者は日々様々な課題に直面し、意思決定を迫られます。
そんな時、気軽に話せる相手はいらっしゃいますか。
私は法律トラブルに限らず、経営で直面するあらゆる悩みを「波戸岡さん、ちょっと聞いてよ」とご相談いただける顧問弁護士であれるよう日々精進しています。
また、社外監査役として企業の健全な運営を支援していきたく取り組んでいます。
管理職や社員向けの企業研修も数多く実施しています。
経営者に伴走し、「本音で話せる」存在でありたい。
そんな弁護士を必要と感じていらっしゃいましたら、是非一度お話ししましょう。
波戸岡 光太 (はとおか こうた)
弁護士(アクト法律事務所)、ビジネスコーチ
経営者に、前に進む力を。
弁護士 波戸岡光太
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