「この裁判、勝てますか?という質問は正しいか」(家庭問題の解決の在り方)

弁護士の仕事

波戸岡 光太 (はとおか こうた)
弁護士(アクト法律事務所)、ビジネスコーチ

中小企業をもりたてるパートナーとして、企業理念や経営者の想い、事業を理解した上で法的アドバイス、対外交渉、リーガルチェックを行うことをポリシーとしております。
これまでの法律相談は1000件以上。
ビジネスコーチングスキルを取り入れ、顧問先企業の経営課題・悩みをヒアリングし解消するトリガーミーティングも毎月行っています。

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私は、経営者のサポートをメインに取り組んでいるところ、ビジネス上のトラブルも、家族のトラブルも扱っています。
経営者にとっては、ビジネス上のトラブルに限らず、プライベートの問題も等しく悩みの種になるからです。
ビジネス上のトラブルとは、債権回収や契約締結、社員問題などをいい、家族やプライベートの問題とは、離婚や相続などをいいます。

今回のブログでは、この家庭問題についてクローズアップしてみます。

離婚や相続のトラブルが発展すると、当事者間でのコミュニケーションすら成立せず、家庭裁判所で調停や訴訟にまで発展することがあります。
そんなとき、「この裁判、勝てますか?」という質問をご相談者から頂くことが時々あります。

たしかにビジネス上のトラブルでは、勝算や勝敗という観点は大事です。
過去の取引がどうであったか、理はどちらにあるのかを決することが必要な場面はそれなりにあります。
しかし、家庭問題では、果たしてどうでしょうか。
一言で家庭問題といっても幅広いですが、とくに離婚やお子様がいる事案では、勝算や勝敗という観点はそぐわないと思います。

過去において、どちらが良いか悪いか、どちらが勝ちか負けかを決めても、将来の二人が、将来のお子様が幸せになるわけではありません。
夫婦としてはうまくいかなくなった大人同士であっても、
お子様の未来のために大人がどのような支援や工夫をしていけるのか、知恵を絞ることに注力すべきです。
相手の悪いところを責めるのではなく、自分がこれから何をしていくことできるのか、
そのための提案を示すことに注力すべきです。

そのための一つの場として、家庭裁判所が用意されています。
地方裁判所とは別に「家庭」裁判所が設けられている理由はそこにあると私は思います。

他人を責めるよりも、自分ができることを考える。
過去を追及するよりも、新しい未来を創る。
そういう姿勢で、家庭問題に向き合うべきではないかと思っています。

経営者に、前に進む力を。
弁護士 波戸岡光太
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