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対話に活かす!コーチング(vol.4)
目次
◎「have toでなくていいですよ。want toで話してみてください。」
純粋な願望を尋ねる質問です。
めざす目標を定めるとき、つい「~しなければならないんだ」と力んだ感じになってしまいがちです。
でも対話はもっと自由で純粋であっていいはず。
日ごろは「have to思考」で行動してても、自分と向き合う対話の時は「want to思考」で進めたいです。
素朴な自分の気持ちとして、「~したいんだ」と言葉にして対話者と共有するのです。
hope toまでいっちゃうと現実離れした会話になってしまいますが、
want toレベルでの会話ができると、素直な自分の気持ちと向き合ったうえでの次の行動が見えてきます。
「もし、なーんの制約もなかったら、どうしたいですか?」という質問もありですね。
◎「どんな人に協力してもらいますか?」
リソースを探す質問です。
まじめな方ほど、自分の力で何とかしようと思うあまり、いろんなことを一人で背負ってしまいがちです。
でも、それだとなんだか苦しそうです。。
そんな時、「どんな人に協力してもらいますか」と聞いてみると、視点が周囲に向けられ、一人では得られない、新たなリソースに気づくことがあります。
そうすると、その人の肩の荷もおり、新たな関係性の構築に向けた新しいアクションにつながることが多いです。
◎「あなたにとっての課題は何ですか?」
自分事とする質問です。
ちょっと漠然とした問いかけですけれど、たまには、こんな風にどんとした質問を投げかけてみるのもありです。
話をしていると、ついつい他人のことや制度のことなど、自分のコントロールできない事柄を論じたり、批評したりしてしまい、それでよしとしてしまうことが起きがちです。
そんな時に、「あなたにとってはどういう課題となるのでしょうか」と聞くことで、どすんと「自分事」として受けとめて考えるきっかけを提供できたりします。
「さて、自分はどうなんだ?」と自分に向き合った時こそ、対話の醍醐味が始まります。
たった一つの質問で、対話の流れって、がらっと変わったりするものです。
◎「明日から、何をしますか?」
行動につなげる質問です。
これを聞かなければ、対話を終えることはできません。
どんなにいい対話を繰り広げたり、感慨深いものがあったりしても、
対話後の行動につなげてこそ、対話後の行動が変わってこそ、対話をした意味があるというものです。
「あーよかったー」で終わらせないのが、コーチングです。
◎「日々の行動に、何か一つ工夫を加えるとしたら?」
すでに頑張ってる人のための質問です。
明日の行動につなげるといっても、すでにいろんな取り組みやチャレンジをしている人も多くいます。
これ以上何をすればいいんだと壁に当たっている場合もあるでしょう。
そんなときは、「ちょっとした一工夫をするなら、何をしますか?」と、負担のない範囲でできることは何だろうと尋ねてみると、ヒントを得られることがあります。
どかんと流れを変えなくとも、日々の行動にちょっとしたスパイスとなる質問もいいですね。
ここまで記事をご覧いただきありがとうございました。
少しだけ自己紹介にお付き合いください。
私は企業の顧問弁護士を中心に2007年より活動しております。
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私は法律トラブルに限らず、経営で直面するあらゆる悩みを「波戸岡さん、ちょっと聞いてよ」とご相談いただける顧問弁護士であれるよう日々精進しています。
また、社外監査役として企業の健全な運営を支援していきたく取り組んでいます。
管理職や社員向けの企業研修も数多く実施しています。
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波戸岡 光太 (はとおか こうた)
弁護士(アクト法律事務所)、ビジネスコーチ
経営者に、前に進む力を。
弁護士 波戸岡光太
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