Blog 最新記事
- 会社(経営者)を悩ますパワハラの疑問に、一問一答形式でお答えします!2022-05-02
- クリニック経営で、問題ありのスタッフ辞めさせる?それとも続けさせる?2022-02-06
- 顧問料の相場とは? 自社に適した顧問弁護士の選び方2022-02-05
- サブリースの家賃減額通知って受け入れるべき? サブリースの解約は可能?2022-01-10
- テナントの賃貸借契約でトラブル発生!そんなとき、どう対応する?2021-12-04
弁護士とことば・その1「ムズカシイ」

波戸岡 光太 (はとおか こうた)
弁護士(アクト法律事務所)、ビジネスコーチ
中小企業をもりたてるパートナーとして、企業理念や経営者の想い、事業を理解した上で法的アドバイス、対外交渉、リーガルチェックを行うことをポリシーとしております。
これまでの法律相談は1000件以上。
ビジネスコーチングスキルを取り入れ、顧問先企業の経営課題・悩みをヒアリングし解消するトリガーミーティングも毎月行っています。
弁護士がよく使うことばに「難しい」があります。
「慰謝料取れますか?」
「うーん、難しいですね…」
「全額回収してくださいね!」
「ちょっと難しいですけど…」
この言葉、クセモノです。
弁護士としては、「できない可能性が高い。なので、がんばるけど期待を大きくしないでほしい。」という気持ちが入っています。
でも、依頼者としては、「無理ではないんですね。難しいところを頑張ってくれるのですね!さすがプロ。期待してます!」という気持ちになります。
このように、同じ言葉なのに、互いの思いがずれたままスタートすると、どこかで双方の信頼関係が崩れるリスクがあります。
弁護士は、ご本人が一人では解決できない問題を扱っているのだから、いつも難しいのは当然といえば当然。
けれど、そこを何とかしてほしい、少しでも希望を見出したいというご本人を前にしたならば、正しく、誤解のない、そして勇気づける言葉を弁護士は使うべきです。
だとすると、「難しい」は弁護士の心の中のひとりごとにしておいて、依頼者と話すときは、あいまいさを残さない言葉を選ぶべきでしょう。
とすると、どんな言葉が正しいのか。うーん、ムズカシイ。。。
こんなふうに、弁護士がよく使うことばをかみ砕いてお伝えするシリーズを始めてみました。
つづく(^^)
経営者に、前に進む力を。
弁護士 波戸岡光太
東京都港区赤坂3-9-18赤坂見附KITAYAMAビル3階
TEL 03-5570-5671 FAX 03-5570-5674