Blog 最新記事
- 交渉を成功に導くBATNA思考 from『BATNA』 (良書から学ぶ経営のヒント)2024-09-17
- 経営に役立つヒント集(24.8)2024-09-15
- 企業間取引での「競業避止義務」にどう対処する?2024-09-04
- 未来を創造したイノベーションたち from『イノベーション全史』(良書から学ぶ経営のヒント)2024-08-15
- 経営に役立つヒント集(24.7)2024-08-12
カテゴリ
経営者の悩みは弁護士にこそ話すべき? 「弁護士×コーチング」で開かれる新たな関係性
私は中小企業の顧問弁護士をメインに活動をしています。
その中で、経営にまつわる様々なお悩みをお話しいただく機会があります。
今回は「経営者は自分の悩みを誰に相談すべきなのか」というテーマについてお話しします。
経営者仲間は最適な相談相手?
「経営者は孤独である」とよく言いますが、
経営者は、人についての悩みを抱えたとき、より一層孤独を感じることが多くはないでしょうか。
「社員がついてきている気がしない」
「経営陣が一枚岩ではない」
そんな社内の人に関する悩みを、皆さまは誰に話していますか?
経営者が悩みを打ち明けるのは、「経営者仲間」という方が多いかもしれません。
一方で、経営者には相談しないという方もいらっしゃいました。
その方が言うには、「確かに共感してくれますが、経営者に相談すると、改善するための提案もセットでついてきます。こうした方がいい、ああした方がいいと。その気持ちは嬉しいのですが、、、そうじゃないんですよね。」とのことでした。
人は相談されると、つい自分の経験と照らし合わせて、よかれと思う解決策を見出そうとしてしまいがちです。
でも、相談する方は、そこまでは求めておらず、自分の考えを整理し、自分の中から答えや解決策を見出したいことの方が多かったりします。
本当に自分では解決できない場合は外部の専門家に頼るかもしれませんが、多くの悩みは自分で解決策を導き出したい、それが経営者なのかもしれません。
その時私は思いました。
経営者の尽きることがない悩みを聞き、思考を整理するための壁打ちの相手として顧問弁護士が最適なのではないかと。
こうして、私はコーチング弁護士になることを決めました。
コーチングは、ご自身が答えをつかむためのサポートをすること
人が悩むとき、実は、その答えはいつも自分の中にあります。
答えが出せないときは、その自分の答えに気づけていないだけ。あるいは、気づいていても行動に踏み切れないだけ。
経営者は課題を抽出して解決策を導き出す能力に長けている方が多いため、
人に相談せずともグングン道を切り拓いていくことができます。
しかし、時には、自分の中にある答えが見えなくなってしまうこともあります。
その答えに辿り着くために、コーチングではいろいろな質問をします。
例えば、このような質問です。
「あなたの尊敬している経営者だったら、今の局面でどういう判断をすると思いますか?」
「(悩みが解決したと仮定して)さて、何がきっかけで解決しましたか?」
「日々やろうとしているけど、後回しにして手を付けていないことは? 」
「通常業務の中で、本当は自分がやらなくていいものは何ですか? 」
このような質問に答えているうちに、だんだんと自分の悩みの原因が見えてきて、今本当にやるべきことが見え始めてきます。
「コーチングをしてみませんか」 とお話ししてもイメージがつかない方でも、
「このような質問をしていくことで頭が整理されてきます」と伝えると、「なるほど、それは面白そう。やってみようかな」となることが多いです。
このコーチングスキルを弁護士が身につけることで、経営者の行動計画や、日々のメンタルヘルスは大きく改善するのではないかと思います。
私は、こうしたコーチングスキルを身につけた弁護士が増えてほしいとも思っており、
「弁護士×コーチングの可能性を広げる会」という弁護士向け勉強会も主催しています。
https://coach-possibility.com
なぜ顧問弁護士こそ、経営者の悩み相談に最適なのか
顧問弁護士が経営者の悩み相談相手にピッタリな理由は、
会社や経営者の想いを既に知っている状態でコーチングに臨めるからです。
日頃の弁護士としてのやり取りの中で、経営者の様々な想いに触れることができます。
契約書一つとってもそこには理念やポリシーが込められています。
その根底にある想いを知っているからこそ、投げかけられる質問もあるのです。
私は顧問先の経営者の方に毎月10分、気になっていること、整理しておきたいことを話してもらうトリガーミーティングというものを行っています。
このたった10分の対話で思考が整理され、何をすべきかが見えてきます。
波戸岡のコーチングスキルを生かした、トリガーミーティングが気になるという方は是非ご連絡ください。
トリガーミーティングについての詳細はこちら
ここまで記事をご覧いただきありがとうございました。
少しだけ自己紹介にお付き合いください。
私は企業の顧問弁護士を中心に2007年より活動しております。
経営者は日々様々な課題に直面し、意思決定を迫られます。
そんな時、気軽に話せる相手はいらっしゃいますか。
私は法律トラブルに限らず、経営で直面するあらゆる悩みを「波戸岡さん、ちょっと聞いてよ」とご相談いただける顧問弁護士であれるよう日々精進しています。
経営者に伴走し、「本音で話せる」存在でありたい。
そんな弁護士を必要と感じていらっしゃいましたら、是非一度お話ししましょう。
波戸岡 光太 (はとおか こうた)
弁護士(アクト法律事務所)、ビジネスコーチ
経営者に、前に進む力を。
弁護士 波戸岡光太
東京都港区赤坂3-9-18赤坂見附KITAYAMAビル3階
TEL 03-5570-5671 FAX 03-5570-5674